中学受験情報

〜中学受験生ためのページ〜

受験が終わって 

 

受験生の皆様、合格おめでとうございます!!
そしてご父母の皆様、本当にお疲れ様でした。


この時期、受験を終えたお母様方からよくメールを頂きます。

「おかげ様で受かりました。一安心です。」
>本当に良かったですね。家族一丸になって頑張りましたものね。

「第1志望がダメでした。これからのことが不安です。」
>そうですか‥でも人生には「失敗」もあるものですよ。

このようなご家庭からの報告を受けるたびに、いつも考えさせられる事があります。
受験の意味って何でしょう?「有名な」学校に入る事でしょうか?

私はこう考えています。

・考える力をつけること。
・勉強に対する基礎体力をつけること。


もちろん志望校に合格することは大切です。でもそれがゴールではありません。
中学に入ってどんな経験ができるか。今までやってきた勉強の習慣を生かして、
これからも努力できるか。そっちの方がもっともっと大切な事ではないでしょうか。

中学は無事合格したのに、入って「落ちこぼれ」たお子さんを私は何人も知っています。
逆に、第1志望には落ちたけれど大学入試で頑張った子もいます。
希望がかなった子もそうでなかった子も、これからがスタートなんです。

中高一貫校や付属校に進まれる場合、大学進学まで先が長いだけにスタートは重要です。
周りは同じように「中学受験」というふるいにかけられた粒ぞろいですから、
学校で上位の成績をキープするのは容易なことではありません。

せっかく苦しい受験勉強を終え私立に入学したのですから、ガリガリ勉強する必要はありません。
ただ、春休みは大事です。受験終了から春休みまでのこの時間をどのように使うかによって、入学後の学習習慣が大きく変わります。

そこで下記に入学までにやっておくことを3つ記載します。

 

備えて安心!中学校生活スタートまでの3つの学習ポイント。


1日2時間、勉強時間を作る。

中学受験の時はカリテなど毎週テストを受けることで自分の学力をチェックできましたが、
中学からはテストは3ヶ月に1回。普段からやっていないと、一夜漬けの試験勉強になり、
その遅れは最終的には大学受験や推薦試験にまで影響していきます。

私の場合せっかく付属校に合格したにもかかわらず、推薦試験で失敗して泣く泣く浪人しました。
原因は部活と数学。中学受験の時に諦めたサッカーにのめり込んだあまり、
勉強はテスト前だけになっていました。付属でしたが外部受験する子も多いため授業の進みが速く、
中2の頃には関数が完全に分からなくなってしまいました。
慌てて勉強したものの、ろくにノートを取っていないので、復習すら出来ません。
最終的に遅れを取り戻したのは高校1年、何と1年半もかかってしまいました。

受験直後の今なら、勉強の習慣を継続することはそんなに難しいことではありません。
逆に入学まで一切勉強しなかったお子さんは、部活や学校生活に追われ
自分の勉強時間を取れなく(取らなく)なってしまうケースが多いようです。
毎日決まった時間に机に向かう習慣を、今のうちに付けておきましょう。


数学に力を入れる。

男子校なら特に数学。理由は分かりませんが、男子校では「数学ができる=エライ。
という図式が勝手にできてる学校が多いです(笑)
逆に言うと、できないとツライです。私自身が中学時代そうでしたから。
大学受験に有利なのはもちろん、周囲に一目置かれることで本人のモチベーションにも
良い影響を与えるでしょう。
まずは簡単な方程式くらいからでいいので、中学の勉強を先取りしてみてると良いかと思います。


暗記の習慣

受験勉強で一番苦労する事、それは暗記です。受験を終えたお子さんの殆んどが、
せっかく身に付いた暗記の習慣を止めてしまいますが、これは本当に勿体無い事です。

中学からの勉強はこれまでの中学受験とは異なり、授業の復習、特に公式や文法など
「理解」を中心にした勉強がメイン、単語や年号などの「暗記」は試験前日に一夜漬けで覚える事が多くなります。
でも思い出して下さい。中学受験の時、理科や社会などの暗記科目をないがしろにして、
後半とても苦労しませんでしたか?
結局同じことなんです。一夜漬けで暗記した知識は身に付きません。
それは後々の大学受験や推薦試験に響きます。

私の場合、春休みまでの勉強は英単語の暗記を勧めています。
「辞書を引き類義語や反対語も同時に覚える」など、中学受験時に漢字を覚えたやり方で
英単語を覚えると良いでしょう。
新しい教科ですし、受験のプレッシャーもありませんから、比較的楽しみながら覚えるお子さんが
多いようです。

以上です。簡単でしょう?
毎日1時間半数学を勉強して、30分英単語を覚えるだけ。
でも効果は抜群です。是非試してみて下さい。

以上、3つのポイントをこの時期に身につけることによって、中学入学後も予習の習慣が

身につくことになります。


中学での勉強は予習がとても重要です。志望校に受かった方もそうでなかった方も、

悲観せず楽観しすぎることなく、そっとお子さんを見守ってあげて下さい。

お子様が素晴らしい学校生活を過ごされることを心より祈念致します。

 

 

 

タイトル
  

 

 

inserted by FC2 system